2020年4月15日 投稿者: たかなすび 0

コロナ関連の報道見すぎて体調崩す

軽い自律神経失調症では無いか?と。今現在の対処方法を書いておきます。

ここ数ヶ月の新型コロナウイルス関係のニュースその他を大量に見続けていたところ、
何か体調を崩しました。多分、軽い自律神経失調症だと思う(素人判断)。

最初は、寝汗がめちゃくちゃ出るのと、多少の息苦しさを感じていた。
それが一週間ほど続くと、今度は明らかに呼吸困難になってきたので、
病院に行き、診断してもらいました。

今の不安な社会情勢の中で、結構似た症状の人居るんじゃないだろうか?
と思ったので書いておく事にしました。
軽く調べたところ、海外ではこういう人結構多いみたいな記事が出てきたけど、
国内であまり見かけなかった。んー、みんなハート強いな。

情報過多

テレビを見ても、ネットニュースを見ても、
何を見ても新型コロナウイルスのニュース。
それに付随して、政治や経済に対する不平不満、憤り。
そういうつまらない情報ばかりが、ここ数ヶ月ずっと流れて続けている。

世界規模のパンデミックなのだから。
ヨーロッパ等を「局地的」と表現するならば、
これは有史以来初と言って良いだろう。
そんな人類史の中でも特異な状況に置かれていては、
か弱い私なんぞは心も体もおかしくなって当然だ。

 

 

 

体調がおかしな事に

そして4月8日頃から何か体調がおかしい。
寝る時に何か息苦しいような気がするし、微熱もあるような気がする。
二週間ほど前に、神奈川県藤沢市へ仕事の打ち合わせに行った事が頭をよぎる。
まさかそんな。基本的に車の中に居て、当日接触した人間は一人しか居ない。
その時、ニュースで流れていたのは
3月25日に横浜に行った人が発症したとニュースだった。
私が神奈川へ行ったのもちょうどその日だ。

 

翌朝、体温を測る。36度6分。平熱だった。
しかし、それでもそれから毎日三回。必ず熱を測るようになった。
何か息苦しいような、胸も痛むような、そんな気がする。
そんな状況で数日が過ぎた後、息苦しさが今までに無いほど辛くなった。
どれだけ息を吸い込んでも、酸素が体に取り込まれていないような感じ。
ここ数日、ネットで読んだりした「新型コロナウイルスの症状」にそっくりだ。
熱は無い。咳も無い。ただ息が苦しいのだ。その症状だけが似ているのだ。

 

この時の心情は
1)もしコロナウイルスだったら周囲に迷惑がかかる。
同居している母にも危険が及ぶし、住んでいるマンションにも。

2)体力的に私が死ぬ確率は低いかも知れないが、社会的な視線が怖い。

3)いや、そもそもこれコロナウイルスじゃなくて
心理的なものなんじゃないか?濃厚接触した記憶とかねーし。

 

冷静に考えたら3が優先されるのが普通なのだけど、
現実の息苦しさが拍車をかけて、1と2が心の中でとてつもなく大きくなる。
病院に行く事を決意した時、3の占める割合は10%も無く、
ほぼコロナ患者な気持ちになってしまっていたのだ。

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病院へ

向かった病院は近くの脳神経内科。徒歩10分以内だが、
雨が降っていたのとコロナ陽性だったらどうしよう、という思いから車で向かう。
もちろん本当に感染が疑われれば保健所へ向かう事も知ってはいるが、
まずは行きつけの病院だ。この病院は健康診断もしてもらっているところだ。

 

不思議と駐車場に車を取りに向かっている時はそこまで苦しくは無く、
運転している時も特にずば抜けて苦しくなる事も無かった。
病院に到着し午後の診療が始まるまで10分ほど車内で待機している時、
そこで強めの息苦しさを感じた。
あまりの辛さに雨の中外へ出て深呼吸をしてみたりした。
すると若干和らぐ。止まっていると駄目なのだ。

 

時間になり玄関前で熱を測る。
この病院は現在、高熱(37度5分以上)とコロナ感染の可能性がわずかでも有る場合は、
別の入り口(裏口)へ案内される仕組みになっているようだ。

看護師さん「35度6分です。中へどうぞ」
俺「え!?」

平熱にしてもこれじゃ低すぎるだろと思いつつ、
さっき家では36度7分だったから良いか、と思い中へ入る。
診察券と健康保険証を出し、診察前の体重やら状況を用紙に記入する。
この記入している間もとても苦しく、
苦しみながらもしっかり正確に書かなきゃ、と思いながら書いた。
書いた用紙を提出して数分後、一応念の為こちら向かって下さい、と
先程の別ルートへ案内され、そこで待つように指示された。

もし本当に感染症だったら受付ロビーに居るのは確かにまずい。
今は人が居ないとはいえ、後から来るかも知れない。
案内された誰も居ない裏口のベンチで待つこと数分。
先生がやってきた。

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諭される

先生が来る前に、再度体温を測り、血中酸素濃度も図った。
マスクに手袋と完全武装気味の先生が、
聴診器を胸を中心に色々なところに当てる。
そうしながら、色々と話を私にふってくる。

 

いつ頃から?
咳は無い?
熱も無いね。
心拍数も正常だね
肺の音も普通だね
血中酸素濃度も通常値だったよ

 

そうして話している間に、もはや私の息苦しさは和らいでいた。
息苦しさが消えたわけでは無い。しかし確かに和らいできる。

先生は「神経内科」のプロである。
恐らく確信したのだろう。この苦しさが神経的なものであると。

「どういう感じで息苦しい?」と聞いて来たので、
「どれだけ息を吸い込んでも酸素が体に入って行かない感じなんです」言うと
「息が吸えないと感じる場合、9割以上が精神的なものが原因だ」
にこやかに先生は言った。

 

診療が終わり先生は去り際に
「どうしてもおかしかったらまた来なさい。
現状だともし感染していたとしても自宅待機にしか出来ないけど。
安定剤を出しておくよ」と私に言った。

正直先生のこの発言だけで、私は6割方治っているのだと感じていた。
実際、この瞬間から先程までにあった急激な苦しさは無い。
ゆるーく息苦しい程度だ。

 

私はここで「寄り添える根拠」を手に入れた。
私が信頼しているプロの第三者が発した根拠は、私の心の中で強力な要石になる。
ニュース等が煽りながら伝え続ける、根拠無の無い情報群に対処する武器になる。

 

そうだよ、おかしくなったらまた先生のところへ行けば良いじゃん。
本当に感染してたら先生が上手いこと手続きしてくれるさ。

 

そう思えるようになるだけで、段違いの安心感が生まれるたのだ。

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切り替えるために

こうして一度科学的医学的に
咳無し・熱無し・心拍数正常・肺の音正常・血中酸素濃度正常
と羅列され、また先生に
「精神的なものが原因だろう」と診断され、
ようやく私は「寄り添える根拠」を手に入れた。

 

かと言って、体調不良が雲散霧消するかと言うと、そうでも無い。
今、診察から2日目だが、息苦しさは大分少なくなったものの、
今度は何の理由もない「不安感」がある。

これはいわゆる自律神経失調症の典型的な症状なので
それを頭で理解は出来ている。
実際、寝ているとおかしな汗をかいたりがここ数日続いていたので、
昨日からは安定剤を飲みつつ、数日から数週間かけて戻して行く必要があるのだろう。
どちらにしても、対処の方法がわかっただけで前に進む気にはなれるのだ。

 

そこで確実に切り替えるために、二つの事を行おうと決めた。

1)新型コロナウイルス関連のニュース等をなるべく見ない
もちろん、この現状だから嫌でも目に入る事もあるだろうけれど、極力見ないことを意識する。

2)水曜どうでしょうを第一話から一気に見る
やはり面白いものを隣の画面で流しっぱなしにして、それで仕事をすれば気持ちも明るくなるだろう。
幸い200話以上あるのだから、ゆっくりじっくり流しながら仕事を進めようと思う。

 

以上が今回の病気(?)に対した私の方法です。
調べてみても、あまり体験談的な記事が無かったので書いてみました。
もちろん、全く同じでは無いかも知れませんが似たような人も居るようなので、
(アメリカ?かどこかで似た記事を見たので)参考になれば幸いです。

 

もし私のような感じになっている方が居るなら、
いきなり保健所だPCR検査だCTスキャンだとか言う前に、
普段からのかかりつけ医に一度足を運ぶ事をおすすめします。

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改めて考えて見ると

改めてよーく考えてみると、
恐らく私の場合、新型コロナウイルス関係のニュースだけが理由ではありません。

まず、こういう症状になったのは生まれて初めてです。
どちらかと言うと、
自分では細かいことを考えるタイプでは無いと思っていたので、
幾ら世界規模のパンデミックとは言っても、
自分の健康に影響が出るレベルで
精神的に参っているとは思えませんでした。

それにそもそも、
精神的なことがきっかけでここまで体調って変化を起こすものなのか、と。
今でも信じられないくらいですが、実際こうなのだから驚く他無いです。

ただ、漠然とした不安はこの新型コロナウイルスの報道から感じていました、
トリガーになったのは、恐らく母に少し重い病気が見つかった事だと思います。
色々と不安になる事が多く蔓延しながら、
更にそこに全く別角度からの不安材料が重なって、
自律神経失調症になったのかな?と今は考えています。
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