VR
2020年5月4日 投稿者: たかなすび 0

VR180を撮影出来るカメラを衝動買い。

コロナ関係で緊急事態宣言が延長される中、
勢いで「Lenovo VR180対応VRカメラ Mirage Camera」をポチってしまった。

 

VR180って何よ

前々から欲しかったVR180が撮影出来るカメラを購入してしまったわけですが、
これ今まで大体3万6千円くらいしてました。それがアマゾンで見たら
Amazon Lenovo mirage camera
1万かよ!!
と驚きのあまりポチり。いや、一応2日ほど悩みましたけども。

 

で、何でこんなカメラを買ってしまったかと言うと、
私の現状のVR環境はRicohThetaVOculusGoのコンビ。
一応これも日本国内では「VR制作環境」と呼べるのです(あとPCがあれば)。

 

ですが、海外ではVRと言えば2種類に分けて考えられています。
1)360度動画(画像)
2)VR180動画(画像)
日本国内だと何故かこの2つを分けて表示されていません。
それだけ、国内でのVR普及率が低いって事もあるんでしょうけど、
海外サイトを見るとガッチリ分けて考えられているのが普通です。
Youtubeで検索をかけた時に、フィルタを使うと分かると思うのですが、
VR180と360°、しっかり別れていますね。
ではこの2つの違いは何か?と言うと、一言で言えば「立体感」です。

 

360度動画は、カメラの前と後ろに魚眼レンズ。
VR180動画は、人間の目と同じように2枚の魚眼レンズを横に並べたもの。
360度動画は、全方向に舞台の書き割りがあるように見える。
VR180動画は、前方向のみだけど実際に肉眼で見ているように立体的に見える。
こんな違いがあります。

 

人間の目は左右の「視差」が立体感を生み出しているので、
2枚のレンズを目と同じように並べる事で、再現しているのがVR180と言うわけです。
これらは一長一短あります。

 

まず360度動画はVR180に比べてそんなに目が疲れないような気がします。
また片目だけ視力が極端に悪い人や、全く見えない人でも健常者と同じ様に楽しめます。
ただ全ての角度が見られる、という事は撮影している人も映っているというわけで、
撮影者は映像の内容によっては、大変な苦労を強いられる、というのも特徴です。

 

VR180は立体感が圧倒的な魅力です。
高画質なものは、まさに目の前で様々な出来事(意味深)が繰り広げられるわけです。
国内のVR市場で圧倒的なシェアを誇るアダルトVRはこっちなわけですね。

 

私がRicohThetaVを買った時、この両者の違いを知りませんでした。
なのでPS-VRの試遊体験をした直後、
VR撮影が出来るカメラを買えば、
実際の体験を切り取り保存出来るんじゃないか!と考え、
その当時最新で人気だったRicohThetaVを購入したわけです。

結果、立体感の無い360度動画の撮影をする事になるのですが、
その時の失望感は、ちょっと今でも思い出すと…、まぁ泣けてきますね。
それなりの金額だったので、これもVRと言えばVRだと割り切ることで、
近場の名所なんかを撮影したりしてきました。

 

それでも十分楽しめましたが、やはりVR180の撮影をしたい!
それにはどういうカメラがあるのか?と色々調べる事にしたのです。

目次へ戻る

どんなカメラがあるの?

VR180の撮影が出来るカメラ、というと実は数えるほどしかありません。

 

1)Insta360 EVO ¥37,980
Insta360 PRO 2 ¥612,000
Insta360 Titan ¥1,740,741

2)Vuze XR ¥ 54,800
Vuze Plus VR Camera ¥110,238

3)Lenovo Mirage Camera ¥10,300

 

この記事を書いている2020年5月4日の段階で、
Amazonで「VR180 カメラ」で検索すると出てきたのがこれらです。
Insta360 Titan ¥1,740,741 は流石にAmazonに無かったですが、
一応書いておきました。値段で分かる通り、プロ用です。
他にもチマチマあるのですが、あまりにも評判が悪いものばかりなので外しました。

 

国内外でこれらのカメラを評価しているサイトや動画を色々見てまわった結果、
最低限使い物になるのはInsta360EVOとVuzeXRの2つ。
共に解像度5.7Kで、YouTube等でもこの2つを使って撮影した動画が多いです。

 

少し前まで、私の第一候補に上がっていたのが、
Insta360EVOの後継機とも言えるInsta360OneRの3Dモジュール版。
Insta360OneRが発表されるるのと同時に、このモジュールも発表されましたが、
何やら動きが全くない!!
ていうかさりげなく公式サイトで詳細発表日延長されてる!
(最初2月末だったのが4月末になり、今や何も書いていない。)
あとInsta360OneRの評判が、高評価と低評価に別れ過ぎている!
というのが不安を掻き立てていました。

 

そこで飛び込んできたのが、
上述2機より性能が劣る上に色々と評判も良くない、
しかし開発はGoogleとLenovo。
でもGoogleがどうも撤退したがってる(もう撤退した?)と噂の、
MirageCameraでした。

 

VR180ってどういうものなのか知るためには良いんじゃない?
という評判のとおり、私もそれなら試しに買おうかなぁ、と思った時期もありましたが、
当時36,000円ですよ。私にとってその価格は気楽に買おうというものではないですし、
それなら我慢してInsta360OneRこの3Dモジュール
(↑このリンクの「アクセサリ」のところ)発売まで待とう!と思っていたのです。

 

それが一万円…。
買うでしょ、試しに遊ぶ程度の価格になったのなら…。
というわけで先日、ベッドに寝っ転がりながらポチったのでした。

目次へ戻る

Mirage Cameraはどういうもの?

では、そんなMirageCameraってどういうものなんでしょうか。

軽いスペックで言うと
画素数(画像):1300万画素+1300万画素 デュアルカメラ
画質(ビデオ):4K/30fps、1440p/30fps、1080p/30fps
視野角(FOV):左右180°x 上下180°

 

とあります。が、問題はそこではありません。
ブログ等での評判の悪さを羅列すると以下のようになります。

・うまく持たないと指が映り込む。
・動画がクソ。特に音がズレるという謎現象が起きる。
・10分も経たずに熱暴走する。
・手ブレがひどいので、天気が良い昼間の屋外でしか撮影出来ない。
・ソフト的なスタビライザが酷い(無い?)ので、明るいところで撮影しても酔う動画しか撮れない。
・Oculusとの親和性が無い

 

と、ここまで書いただけで「なぜ買う?」となるほど酷評です。
でもでも、実はこれらを書いた人全員が、同じように書いている良い部分があるんです。

 

「スナップ的な静止画撮影ならかなり良い」

 

そう、ここです。私が購入を決めた部分は。
正直、現状VR180の動画撮影なんて、
プロでもすげー難しいのはFANZAのアダルトVR見れば一目瞭然なんです。
機材のせいなのか、撮影環境や照明のせいなのか、見るに耐えない商用映像がかなりあるんです。

 

OculusGoでYoutubeのVR動画を見ても感じるのは
「VR180動画を一般人が撮影出来るようになるのは数年先だな」という事です。
評判の良いInsta360EVOやVuzeXRですら、見ていて結構ツライものがあるわけですから
(撮影者の腕とか編集技術とかじゃないレベルで)。

 

それならば、1万円でMirageCamera買ってスライド動画でも作る方がまだ楽しめそう!
と踏んだわけです。

 

まぁ、あとはコロナの関連で、
中華製であるInsta360を購入するのに抵抗が生まれた、というのも偽りなき本音です。
(つっても、性能良くて国内販売が開始されれば買うでしょうけど。)

目次へ戻る

到着予定日は5月8日

というわけで、到着予定日は5月8日。
今から楽しみでなりません。
撮影したら、スライド動画作ってYoutubeに上げたり、
Facebookにも上げられるかなぁ?と妄想して楽しんでいます。

 

まぁ実際到着して触ってみたら、
動画はもちろん、静止画もクソじゃねーか!!
なんてこともあるかもしれないので、
そうなったら時代の生んだ謎ガジェットを買った、
という事実を楽しもうかと思います。

目次へ戻る